興除小学校の参観日にて小学5年生向け防災講座を実施|地域の水害・液状化・学校火災を考える

2026年6月24日、岡山市立興除小学校の参観日に、小学5年生を対象とした防災講座を実施させていただきました。

今回のテーマは、「自分の住んでいる地域の危険を知り、災害が起こる前に行動を考えること」です。

興除学区の地域特性を踏まえた水害や液状化、学校で火災が起きたときの避難行動についてお話ししました。

また、講座を聞くだけで終わらせず、「大雨マイ・タイムライン」と「学校火災避難行動タイムライン」のワークシートを使い、児童の皆さんに自分や家族の行動を考えてもらいました。

目次

講座概要

項目内容
開催日2026年6月24日
会場岡山市立興除小学校
対象小学5年生
実施形式参観日の防災講座
主な内容興除学区の水害・液状化、学校火災の避難行動、家庭の備え

興除学区の特徴から災害を考える

防災を自分ごととして考えるためには、全国共通の知識を覚えるだけでなく、まず自分が暮らしている地域の特徴を知ることが大切です。

興除学区には、田んぼや用水路、低い土地など、水と関係の深い場所が多くあります。

普段は安全に通っている道でも、大雨が降ると、

  • 用水路と道路の境目が分かりにくくなる
  • 低い道に水がたまる
  • 暗くなり、周囲が見えにくくなる
  • 車が通ったときに水をかぶる
  • 橋や用水路の近くが危険になる

といった変化が起こります。

講座では、晴れている日の道と大雨の日の同じ道では、「いつもの道だから安全とは限らない」ことを伝えました。

特に興除学区では用水路が身近にあるため、大雨の際は用水路に近づかず、できるだけ明るいうちに行動することが重要です。

昔の地図から地域と水の関係を見る

昔の興除と現在の興除の地図も見比べました。

現在は道路や住宅が整備されていても、その土地が昔どのような場所だったのかを知ることで、水害や液状化の危険を考える手がかりになります。

また、地名の中にも、

  • 水との関係
  • 土地の動き
  • 地盤の性質
  • 過去に起きた災害

などが残っている場合があります。

自分の住んでいる地域を知ることは、災害が起きてから逃げ方を考えるのではなく、災害が起きる前に備えるための第一歩になります。

地震後は、いつもの道を使えるとは限らない

興除学区では、地震が起きた際に液状化が発生する可能性があります。

液状化が起きると、

  • 地面から水や砂が出る
  • 道路が沈んだり、でこぼこになったりする
  • 車が通れなくなる
  • 電柱や看板が傾く
  • ブロック塀や古い塀が倒れる

といった危険が考えられます。

そのため、避難所までの道を一つだけ覚えるのではなく、複数の避難経路を家族で確認しておくことが大切です。

いつもの道が通れなかった場合に、どの道を通るのか。途中に用水路、橋、ブロック塀、狭い道がないか。

普段から地域を歩きながら確認しておくことを伝えました。

学校火災では「行動の順番」を考える

火災については、学校で火事に気づいてから避難するまでの行動を考えました。

火災の際に気をつけるものは、炎だけではありません。

煙が広がる方向や熱気の状態によっては、最も近い出口よりも、煙や熱気が少ない方向へ避難した方が安全な場合があります。

講座では、火災避難で覚えておきたい行動として、

  1. 姿勢を低くする
  2. 口と鼻を覆う
  3. 煙の方向へ進まない
  4. 外へ出たら戻らない

という4つを確認しました。

学校では、先生の指示や校内放送をよく聞くことも重要です。

自分だけで勝手に動いたり、友達を探しに戻ったりせず、必要な情報を先生に伝えて、安全な避難につなげます。

「学校火災避難行動タイムライン」を作成

今回使用した「学校火災避難行動タイムライン」では、火災に気づいてから避難するまでに必要な行動を選び、実施する順番を考えました。

行動カードには、

  • 先生に知らせる
  • 放送を聞く
  • 大きな声で知らせる
  • 低い姿勢になる
  • 口と鼻を覆う
  • 煙の場所を見る
  • 先生の指示を聞く
  • 避難経路を確認する
  • 別の出口を確認する
  • 煙の少ない方向へ動く

などがあります。

火災では、決められた行動を暗記するだけでなく、火や煙がどこにあるのかを確認し、状況に応じて安全な行動を選ぶ必要があります。

ワークを通して、「何をするか」だけでなく「どの順番で行動するか」を考えてもらいました。

家族で作る「大雨マイ・タイムライン」

大雨への備えでは、ファーストレスキュー版「大雨マイ・タイムライン」を使用しました。

大雨になってから慌てて避難先や持ち物を考えるのではなく、

  • 前の日に確認すること
  • 当日の朝に確認すること
  • 雨が強くなる前に行く場所
  • 誰と行動するのか
  • 家族がそろわない場合の連絡方法

を事前に決めておきます。

また、自宅の近くにある用水路、低い道、橋、暗い道などを確認し、大雨の際に通らない道や近づかない場所についても考えました。

マイ・タイムラインは、作ること自体が目的ではありません。

実際の大雨の際に迷わず行動できるよう、家族で話し合い、必要に応じて見直していくことが大切です。

防災バッグの中身に優先順位をつける

防災バッグについては、すべての家庭に同じ物が必要とは限りません。

水や食べ物、ライト、予備電池、モバイルバッテリー、雨具、タオル、着替え、薬、連絡先のメモなどの中から、自分や家族にとって必要な物の優先順位を考えてもらいました。

防災バッグは、用意しているだけでは十分ではありません。

  • 自分で持って歩ける重さか
  • ライトなどの使い方を知っているか
  • 食品や水の期限が切れていないか
  • 自分や家族に必要な物が入っているか
  • 災害時にすぐ取り出せる場所にあるか

まで確認する必要があります。

子ども用の防災バッグは、軽く、持ち物が分かりやすい状態にしておくことも大切です。

参観日の講座を家庭の防災につなげる

今回の講座では、学校で学んだことを家庭へ持ち帰り、親子で話し合える内容を重視しました。

子どもが一人で防災を考えるのではなく、

  • 大雨のときにどこへ行くか
  • どの道を通るか
  • 家族が別々の場所にいる場合にどう連絡するか
  • 防災バッグに何を入れるか
  • 火事の際に家の外でどこに集まるか

を家族で話し合うことで、講座で得た知識が実際の備えにつながります。

災害を完全に防ぐことはできませんが、起きる前に備えることはできます。

今回の講座が、児童の皆さんとご家庭にとって、自分たちの地域と家庭の防災を見直すきっかけになればと思います。

興除小学校の皆さま、このたびは貴重な機会をいただき、ありがとうございました。

学校・PTA向けの防災講座に対応しています

ファーストレスキュー株式会社では、小学校・中学校・高等学校、PTA、学童保育、地域団体などを対象に、防火防災講座や体験型防災教育を行っています。

一般的な防災知識を一方的に伝えるのではなく、

  • 学校や地域の災害リスク
  • 児童・生徒の年齢
  • 授業や参観日の時間
  • 学校で伝えたいテーマ
  • 家庭へ持ち帰ってほしい内容

に合わせて講座内容を組み立てます。

児童・生徒向けの防災講座に加え、学校向けには次の支援にも対応しています。

  • 教職員向け防災・危機管理研修
  • 避難訓練の設計・当日講評
  • 危機管理マニュアルの実効性確認
  • 火災・地震・水害ごとの判断基準の整理
  • まっくらレスキュー迷路などの体験型防災教育

📞 086-899-8510
(年中無休9:00〜20:00)

初回相談・見積もりは完全無料です。

ファーストレスキュー株式会社
本当に命を守る防災】をそれぞれの場所で続く形へ

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