保育園の防災備蓄は何がどれくらい必要?園児と保育士を守る防災用品の考え方

保育園で防災備蓄を考えるとき、最初に迷いやすいのが「何を、どれくらい用意すればよいのか」という点です。

水や非常食は何日分必要なのか。
園児分だけで足りるのか。
ミルクやおむつはどれくらい備えておくべきなのか。
職員分の食料やトイレまで考える必要があるのか。
保護者が迎えに来られない場合、どのくらい園で待機できるようにしておくべきなのか。

このように、保育園の備蓄は一般家庭や企業の備蓄とは違う難しさがあります。

特に大切なのは、園児だけでなく、保育士も守る備蓄にすることです。

災害時、子どもたちを守るためには、保育士が動ける状態を保たなければなりません。
水分が取れない、トイレに行けない、明かりがない、必要な物が取り出せない。
こうした状態では、子どもたちの安全確保にも影響します。

この記事では、保育園・こども園で防災備蓄を考えるときに必要な品目と数量の考え方を、元消防士の視点で整理します。

目次

保育園の防災備蓄は「園児分だけ」では足りない

保育園の防災備蓄でまず確認したいのは、誰のための備えなのかです。

「園児が何人いるか」だけで計算すると、実際の災害時には足りない可能性があります。

備蓄対象に含めたいのは、主に次の人たちです。

対象確認したいポイント
園児年齢・人数・クラスごとに確認する
保育士・職員園児分と別に水・食料・トイレを計算する
調理員・事務職員常勤・非常勤を含めて確認する
一時預かりの子ども通常定員だけで計算しない
実習生・来園者行事や見学時も想定する
乳児・低年齢児ミルク・おむつ・離乳食を別枠で考える
アレルギー対応が必要な子対象児に合った食料を確認する
迎えが遅れる子ども引き渡しまでの待機を想定する

特に忘れやすいのが、保育士・職員分の備蓄です。

災害時、保育士は子どもたちの誘導、点呼、保護者連絡、応急対応、引き渡し対応など、多くの役割を担います。
子どもを守る側の職員が、水分や食事、トイレ、休憩を確保できない状態では、長時間の対応が難しくなります。

保育園の備蓄は、園児のためだけではありません。

園児と保育士の両方を守るための備えとして考えることが大切です。

「3日分」より先に、何時間園で守るかを考える

防災備蓄というと、「3日分」という言葉を思い浮かべる方も多いと思います。

一般的な備蓄の目安として、水は1人1日3L、食品は最低3日から1週間分を備えることが望ましいとされています。

ローリングストックについても、古いものから消費し、消費した分を買い足す方法が紹介されています。

ただし、保育園では「3日分を置けば安心」と単純に考えるのではなく、まずは発災後、何時間、園で子どもを守る必要があるかを考えることが重要です。

地震が起きた直後、保護者がすぐに迎えに来られるとは限りません。

  • 交通機関が止まる
  • 道路が渋滞する
  • 保護者の勤務先も被災する
  • 電話や通信がつながりにくくなる
  • 園の周辺道路が危険になる
  • 余震が続き、すぐに引き渡せない
  • 津波警報や河川氾濫などで、安全な引き渡しができない

こうした状況では、数時間から半日、場合によっては翌日以降まで、園内で子どもを守る必要があります。

東日本大震災に関する保育園の調査では、お迎え困難児への対応が発生し、震災当日に70.1%の園が保育時間を延長し、そのうち最終のお迎えは3月14日14時だったことが報告されています。

つまり、保育園では「夕方までには全員帰れるはず」と決めつけないことが大切です。

保育園の備蓄は、次の3段階で考えると整理しやすくなります。

段階想定する時間優先したい備え
第1段階数時間〜半日水、トイレ、衛生用品、ライト、名簿
第2段階翌日〜2日目食料、ミルク、離乳食、おむつ、保温用品
第3段階3日目以降水・食料・トイレなど全体を3日分基準で見直す

特に、水、トイレ、衛生用品は不足するとすぐに困ります。

食料は数時間であれば待てる場面もありますが、水分補給、排泄、衛生管理は待てません。

保育園の備蓄では、非常食だけでなく、水・トイレ・衛生用品を優先して考えることが大切です。

地域や保護者の働き方で引き渡し時間は変わる

保育園の防災備蓄を考えるときは、「保護者はどのくらいで迎えに来られるのか」も重要です。

これは、都市部か地方部かという単純な分け方だけでは判断できません。

保護者の勤務先が園から遠く、電車やバスなど公共交通機関に依存している場合は、災害時に鉄道が止まる、駅周辺が混雑する、徒歩帰宅に長時間かかるなどの理由で、迎えが大幅に遅れる可能性があります。

一方で、園の近くで働く保護者が多い地域や、祖父母など代理で迎えに来られる人が近くにいる地域では、比較的早く迎えが来る場合もあります。

ただし、車で迎えに来られる地域でも、道路の損傷、渋滞、浸水、橋の通行止め、土砂災害、津波警報などにより、迎えに来られない、または来ても安全に引き渡せない状況があります。

園ごとに確認したいのは、次のような点です。

  • 保護者の勤務先は園から近いか、遠いか
  • 公共交通機関に依存している家庭が多いか
  • 車で迎えに来る家庭が多いか
  • 園周辺の道路が渋滞・浸水・通行止めになりやすいか
  • 代理で迎えに来られる人が近くにいるか
  • 津波、土砂災害、河川氾濫など、引き渡しを止めるべきリスクがあるか
  • 通信が途絶した場合の連絡方法を決めているか

大切なのは、「この地域だから大丈夫」と考えないことです。

園の立地、保護者の働き方、通勤手段、道路事情、災害リスクによって、引き渡しまでに必要な時間は大きく変わります。

だからこそ、保育園の備蓄は、園児が数時間待つための備えだけでなく、迎えが翌日以降になる可能性も含めて考えておく必要があります。

保育園で備えておきたい防災備蓄品リスト

保育園の防災備蓄は、品目をただ並べるだけではなく、使う場面ごとに分けて考えると整理しやすくなります。

分類主な備蓄品保育園での注意点
水・食料保存水、非常食、離乳食、ミルク、アレルギー対応食園児・職員・乳児・アレルギー対応を分けて考える
トイレ簡易トイレ、凝固剤、処理袋、トイレットペーパー断水時は回数分の備えが必要
乳幼児用品おむつ、おしりふき、哺乳用品、着替えサイズ・年齢別に管理する
衛生用品手袋、消毒液、マスク、ウェットシート、嘔吐処理セット感染症・汚物処理まで想定する
明かり・電源ランタン、懐中電灯、ヘッドライト、乾電池、モバイルバッテリー両手が空くライトがあると動きやすい
保温・暑さ対策毛布、ブランケット、保温シート、冷却用品乳幼児は温度変化の影響を受けやすい
避難用品避難車、誘導ロープ、名簿、引き渡しカード、ホイッスル持ち出し担当と置き場所を決めておく
応急手当用品救急セット、包帯、ガーゼ、絆創膏、体温計園外避難時にも持ち出せるようにする

農林水産省は、乳幼児、高齢者、慢性疾患・食物アレルギーのある方などに向けた食品ストックガイドを公開しています。
保育園では、一般的な非常食だけでなく、乳幼児やアレルギー対応が必要な子どもを前提に備える必要があります。

水・食料は全員同じものでは考えない

保育園の水・食料備蓄で注意したいのは、全員が同じ非常食を食べられるわけではないという点です。

大人向けの非常食や一般的なアルファ化米だけでは、乳児や低年齢児には合わない場合があります。

保育園では、次のように分けて考えるとよいです。

  • 職員用の水・食料
  • 3〜5歳児が食べやすい非常食
  • 1〜2歳児が食べやすい幼児食
  • 0歳児用のミルク・液体ミルク
  • 離乳食
  • アレルギー対応食
  • 体調不良時でも食べやすいもの
  • 紙皿、紙コップ、スプーン、ラップなどの食事用品

特にアレルギー対応食は、普段から対象児を確認し、誰のための備蓄なのか分かるように管理しておく必要があります。

災害時は、通常の給食提供ができない可能性があります。
給食室が使えない、停電で調理できない、水が使えないという状況も想定しておくことが大切です。

必要量はどう計算するか

保育園の備蓄量は、次の考え方を基本にします。

必要量 = 園児数 + 職員数 + 追加で想定する人

追加で想定する人には、一時預かりの子ども、実習生、行事中の来園者、延長保育時間帯の職員などが含まれます。

ここでは例として、次の保育園を想定します。

園児60人
職員15人
合計75人

主要4品目の必要量の例

品目計算式必要量の例
75人 × 3L × 3日675L
食料75人 × 3食 × 3日675食
簡易トイレ75人 × 5回 × 3日1,125回分
おむつ20人 × 5枚 × 3日300枚+予備

飲料用・調理用の水は、1人あたり1日3Lが目安です。
農林水産省も、飲料用と調理用だけで1人1日3L、最低3日分として9Lの備蓄が必要になると示しています。

ただし、保育園では数字を機械的に当てはめるだけでは足りません。

水675Lは、あくまで飲料用・調理用の目安です。
大人ほど飲み物としては飲まないかもしれませんが、
ミルクの調乳、手洗い、汚れ物の処理などを考えると、水の量は結果として大人と同じ分量で考えておく方が安全です。

食料も、総数だけでなく、乳児用、離乳食、幼児食、アレルギー対応食、職員用に分けて管理します。

簡易トイレも、子どもの排泄だけでなく、職員のトイレ、汚物処理、衛生管理まで考える必要があります。

おむつは合計枚数だけでなく、S・M・L・ビッグなど、サイズ別に不足がないか確認します。

ミルクや離乳食は、対象児数、普段の授乳回数、園で過ごす時間、想定日数をもとに計算します。

災害時は哺乳瓶の洗浄や消毒が難しくなる可能性があるため、液体ミルク、使い捨て哺乳用品や紙コップなども合わせて確認しておくと安心です。

年齢と役割で、必要な備蓄は変わる

保育園では、年齢によって必要な備蓄が大きく変わります。

同じ園児でも、0歳児と5歳児では、食べられるもの、排泄対応、移動方法、不安の出方が違います。

対象中心となる備え災害時に起きやすいこと
0歳児ミルク、液体ミルク、離乳食、おむつ、保温用品、使い捨て哺乳用品哺乳瓶が洗えない、消毒できない
1〜2歳児食べ慣れた幼児食、やわらかい非常食、おむつ、防寒用品、安心できる小物不安で食事や睡眠が乱れる
3〜5歳児食べやすい非常食、飲みやすい水、簡易トイレ、絵本、クラス管理用品集団待機が長引き落ち着かない
職員水、食料、簡易トイレ、ヘッドライト、モバイルバッテリー、救急用品自分の補給が後回しになる

0歳児は、ミルクや離乳食、おむつ、保温用品など、個別対応が多くなります。
災害時は哺乳瓶を洗えない、消毒できない、水が使えないという状況も考えられます。

1〜2歳児は、まだ食べられるものや排泄対応に個人差があります。
災害時は普段より不安が強くなり、食事や睡眠が乱れることもあります。

3〜5歳児は、ある程度自分で動ける一方で、集団で安全に待機するための工夫が必要です。
長時間の待機に備え、静かに過ごせる絵本や小物も役立ちます。

職員用の備蓄は後回しにされがちですが、保育士が動き続けるためには、職員分の水、食料、トイレ、ライト、連絡手段が必要です。
また子どもの前では、不安にならないように気丈に振る舞わないといけないこともあり、ストレス疲れが見えにくいので、協力ともに、食料等は必須です。
職員が安全に動けることは、子どもたちの安全にもつながります。

保育園の備蓄で忘れやすいもの

水や非常食は意識されやすい一方で、保育園では次のようなものが抜けやすくなります。

忘れやすいもの理由
職員用の水・食料・トイレ園児分で計算が止まりやすい
アレルギー対応食対象児が年度ごとに変わる
ミルク用の水と哺乳用品ミルク本体だけで安心しやすい
嘔吐処理セット災害時の体調不良を想定しにくい
引き渡し記録用品停電・通信障害下での記録方法を決めていない
両手が空くライト懐中電灯で十分と思いやすい
運搬用の台車・バッグ置くことまでは考えても、運ぶ方法が抜けやすい

特に、保護者引き渡し用の用品は重要です。

名簿、引き渡しカード、筆記具、照明、保護者連絡手段がなければ、停電や通信障害の中で安全に引き渡しを進めることが難しくなります。

また、懐中電灯も大切ですが、保育園では子どもを抱っこしたり、手をつないだり、名簿を確認したりする場面があります。
ヘッドライトや首掛けライトなど、両手が空く明かりがあると実務上役立ちます。

備蓄品は1か所に集中させない

備蓄品は、災害時に取り出せなければ使えません。

どれだけ備蓄品をそろえていても、倉庫の奥に積まれていたり、鍵を持つ職員がいないと開けられなかったりすれば、必要な場面で使えない可能性があります。

よくある失敗は、次のような状態です。

  • 倉庫の奥に積まれている
  • 鍵を持つ職員がいないと開けられない
  • 高い棚に置かれている
  • 1階や地下に集中している
  • どこに何があるか職員が知らない
  • 避難経路から遠い

備蓄品は、1か所にまとめるだけでなく、使う場面に合わせて分散配置することも必要です。

置き場所置いておきたいもの
職員室名簿、引き渡しカード、連絡用品、モバイルバッテリー
乳児室ミルク、おむつ、おしりふき、着替え、保温用品
各保育室簡易持ち出し袋、ライト、クラス名簿
給食室周辺水、非常食、紙皿、ラップ、調理補助用品
避難経路付近ヘルメット、防災頭巾、誘導用品
2階以上浸水時にも使える水・食料・簡易トイレの一部

浸水リスクがある園では、備蓄を1階や地下に集中させないことも重要です。

また、鍵がかかる倉庫に入れる場合は、誰が開けられるのか、夜間・休日でも取り出せるのかを確認しておく必要があります。

買って終わりにせず、訓練で使って見直す

防災備蓄は、購入して終わりではありません。

保育園では、園児の年齢構成、アレルギーの有無、職員数、保育時間、行事の内容が変わります。そのため、備蓄も定期的に見直す必要があります。

ローリングストックは、普段使うものを少し多めに持ち、古いものから消費し、消費した分を買い足す方法です。

政府広報でも、災害備蓄の方法としてローリングストックが紹介されています。

保育園では、災害用として別管理にするものと、日常で使いながら多めに持つものを分けると管理しやすくなります。

管理方法向いている品目
災害用として別管理保存水、長期保存食、簡易トイレ、発電・照明用品
日常で使いながら多めに持つおむつ、おしりふき、ウェットシート、紙皿、ラップ、衛生用品

そして、備蓄品は避難訓練の中で実際に使って確認することが大切です。

こども家庭庁の保育所等における安全計画に関する資料でも、子どもの年齢・人数に応じた職員配置や役割分担、携行品の確認、必要な携行品が適切に作動するかの確認が示されています。

訓練では、次の点を確認しておきましょう。

  • 備蓄品の場所を職員全員が知っているか
  • 誰が何を持ち出すか決まっているか
  • 避難車に積める量か、運べる重さか
  • 子どもを誘導しながら持ち出せるか
  • ライトやランタンが実際に点くか
  • 簡易トイレを設置できるか
  • 名簿や引き渡しカードをすぐに出せるか
  • モバイルバッテリーが充電されているか
  • 訓練後、不足品を記録したか

訓練で実際に持ち出してみると、「重すぎて運べない」「置き場所が遠い」「誰が持つのか決まっていない」「電池が切れている」といった問題に気づけます。

増えてはいますが、保育士は女性がまだ多いので、重すぎて運べないということが起こりうるので、持ってみておくだけでも大切です。

備蓄品は、買った時点ではまだ「物」です。
訓練で使って確認することで、はじめて子どもと保育士を守る備えに近づきます。

保育園の防災備蓄チェックリスト

保育園の防災備蓄は、職員全員で確認できる形にしておくと見直しやすくなります。

以下のチェックリストは、印刷して職員会議や避難訓練後の振り返りで使えるようにしたものです。

チェックリストで確認したい主な項目

  • 園児数だけでなく、職員数も含めている
  • 一時預かり、実習生、行事中の来園者も必要に応じて想定している
  • 乳児、低年齢児、アレルギー対応が必要な子を確認している
  • 保護者の迎えが遅れる場合を想定している
  • 水を人数と日数で計算している
  • 職員分の水も含めている
  • 非常食を年齢別に考えている
  • ミルク、液体ミルク、離乳食を備えている
  • 簡易トイレを回数分で計算している
  • おむつをサイズ別に管理している
  • 手袋、消毒液、マスク、嘔吐処理セットを備えている
  • ヘッドライトなど両手が空くライトを備えている
  • 保護者連絡手段を確認している
  • 備蓄品を1か所に集中させすぎていない
  • 訓練後に不足品を記録している

チェックリストは、作って終わりではなく、定期的に見直すことが大切です。

園児の年齢構成が変わる時期、アレルギー対応が必要な子が入園した時、避難訓練後、備蓄品の消費期限が近い時には、内容を確認しておきましょう。

まとめ

保育園の防災備蓄は、園児数だけを見てそろえるものではありません。

誰のための備えか。
何時間、園で守る必要があるか。
水・食料・トイレはどれくらい必要か。
乳児やアレルギー対応が必要な子に合っているか。
どこに置き、誰が持ち出すのか。
訓練で実際に使える状態になっているか。

ここまで確認して、はじめて保育園の防災備蓄は「使える備え」に近づきます。

また、保護者がすぐに迎えに来られるとは限りません。園の立地、保護者の勤務先、交通手段、道路状況、通信状況、災害の種類によって、引き渡しまでの時間は大きく変わります。

防災用品は、買うことが目的ではありません。

子どもと保育士を守るために、必要な場面で、必要な人が、すぐに使える状態にしておくことが大切です。

保育園・こども園の防災対策は
ファーストレスキューにおまかせください

ここでは伝えきれない、園ごとの特徴に合わせた防災対策があります。

保育園・こども園の防災対策は、園舎のつくり、子どもの年齢、職員体制、地域の災害リスクによって必要な対策・備えが変わります。

ファーストレスキューでは、それぞれの園の状況に合わせて、地震・火災・水害などに備える防災講座や、実際の災害に即した避難訓練支援を行っています。

子どもを守るだけでなく、現場で判断し、誘導し、対応する保育士自身も守るために、園に合った講座内容のご提案、避難訓練後の講評、改善点の整理まで含めて支援します。

また、日々のヒヤリハット記録や避難訓練記録、職員間の共有を安全向上につなげたい園向けに、保育園向け安全管理ツール「ほいくレスキュー」もご用意しています。

園に合った防災対策を、職員の負担を抑えながら具体的に進めたい方へ。
「ほいく防災ハンドブック」の受け取りや、自園に合った進め方の無料相談をご希望の方は、以下よりお問い合わせください。

よくあるご質問

Q. 保育園の防災備蓄は何日分必要ですか?

A. 一般的な備蓄では最低3日分が一つの目安です。ただし保育園では、まず発災直後から保護者引き渡しまでの数時間〜半日を確実に守る備えを考え、そのうえで迎えが翌日以降になる可能性も含めて、水・食料・トイレなどを3日分基準で見直すと整理しやすくなります。

Q. 水はどれくらい必要ですか?

A. 飲料用・調理用として、1人1日3Lが目安です。園児60人、職員15人の合計75人で3日分を考えると、75人×3L×3日分で675Lになります。ミルクや衛生対応に使う水は、別に検討が必要です。

Q. 園児分の備蓄だけでよいですか?

A. 園児分だけでは不十分です。災害時に子どもを守る保育士・職員分の水、食料、トイレ、ライト、連絡手段も必要です。職員が動ける状態を保つことが、子どもの安全にもつながります。

Q. 保護者は当日中に迎えに来られる前提でよいですか?

A. 当日中に全員が帰れるとは限りません。東日本大震災では、お迎え困難児への対応が発生し、最終のお迎えが3月14日になった事例も報告されています。保護者の勤務先、交通手段、道路状況、通信状況、地域の災害リスクを踏まえて、翌日以降の待機も想定しておくことが大切です。

Q. 備蓄品はどこに置くのがよいですか?

A. 1か所にまとめすぎず、職員室、乳児室、各保育室、給食室周辺、避難経路付近など、使う場面に合わせて分散配置するのが基本です。浸水リスクがある園では、1階や地下に集中させないことも重要です。

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