2026年、防災庁という新しい組織が設置される予定です。
ニュースを見て、
「防災庁って何をするところなんだろう」
「保育園やこども園にも関係があるのかな」
「また新しい書類や訓練が増えるのかな」
と気になった方もいるかもしれません。
結論からお伝えすると、現時点で、保育園やこども園に新しい対応が決まったわけではありません。
新しい書類を作ったり、訓練を追加したり、防災庁へ何かを提出したりする必要は、今のところありません。
では、防災庁とはどのような組織なのでしょうか。
保育園やこども園には、どのように関係してくる可能性があるのでしょうか。
できるだけ分かりやすく整理します。
防災庁ってどんな組織?
防災庁は、国全体の防災をまとめる司令塔のような組織です。
大きく言うと、次の3つを担う予定です。
- 災害に備えるための国の方針を考える
- 災害が起こる前の備えを進める
- 災害が起きた後の対応や復旧・復興をつなぐ
つまり、災害が起きてから動くだけではなく、災害が起きる前から、国としてどう備えるかを進める組織です。

保育園・こども園に今すぐ必要な対応はある?
現時点では、特別な対応は必要ありません。
防災庁ができることで、
- 新しい安全計画を作る
- 新しい報告書を出す
- 新しい訓練を追加する
- 防災庁へ届け出をする
といったことが、今すぐ園に求められているわけではありません。
そのため、「何か対応しないといけないのでは」と心配するものではないです。
防災庁は園を直接管理する組織なの?
これも、直接管理する組織ではありません。
保育園やこども園の制度や運営、安全管理に関することは、これまでどおり、主にこども家庭庁や自治体が関わります。
防災庁は、そうした各分野をまとめながら、国全体の防災を調整する立場です。
簡単に言うと、
- 防災庁 → 国全体の防災をまとめる
- こども家庭庁 → 保育分野の制度を考える
- 自治体 → 園に近い立場で情報や支援を行う
というイメージです。

それでも保育園・こども園が今後の動きを見ておきたい理由
今すぐ新しい対応は必要ありません。
ただ、今後の動きは確認しておいた方がよいと思います。
その理由は、防災庁が進める内容の中に、
- こどもの視点を入れた支援
- 幼い頃からの防災教育
- 地域全体での防災
- 災害時の避難や生活支援
などが含まれているからです。
保育園やこども園は、乳幼児を預かる場所です。
自分で危険を判断して避難するのが難しい子どもたちを、職員が守らなければなりません。
そのため、今後、防災庁の方針が具体化していく中で、
「乳幼児を預かる施設に、どのような支援や情報が届くのか」
は見ていきたいポイントです。
園が今やっておくとよいこと
防災庁のために、新しいことを始める必要はありません。
ただ、この機会に、今ある取組を軽く確認するのはよいと思います。
例えば、
- 安全計画は今の園の状況に合っているか
- 避難訓練は継続してできているか
- 地域の災害リスクを確認できているか
- 職員で必要な内容を共有できているか
といったことです。
これは、防災庁ができるから新しくやることではなく、今の園でも大切な確認です。

まとめ
防災庁は、国全体の防災をまとめる新しい司令塔です。
ただし、現時点で、
- 保育園やこども園に新しい義務が決まった
- 新しい書類が必要になった
- 新しい訓練を追加しなければならない
ということではありません。
そのため、今すぐ特別な対応を始める必要はありません。
まずは、
「防災庁はどんな組織なのか」
「園に直接関係する新しい制度は出ているのか」
を落ち着いて確認することが大切です。
そのうえで、今後、こども家庭庁や自治体から、保育施設に関係する正式な情報が出るかどうかを見ていけばよいと思います。
ファーストレスキューについて
ファーストレスキューでは、保育園・こども園をはじめ、学校、企業、地域に関わる防火・防災情報を、できるだけ分かりやすく発信しています。
保育園向けには、安全計画、避難訓練、備え、保護者対応など、現場で確認したい内容を整理しています。
今後も、防災庁を含め、保育現場に関係する制度や情報があれば、分かりやすくお伝えしていきます。

